Vue3でVuetifyを利用する①
Vuetifyについて
なお、Vuetifyのようなデザインをサポートしてくれるフレームワークとしては、他にも以下のような選択肢があります。状況によって使い分けることができると便利なので、一通り触ってみると良いと思います。
Vuetifyのインストールしたプロジェクトを新規に作成する
既存のVueプロジェクトに追加する方法と、設定が完了したものを新規に作る方法がありますが、この新規に作る方法がめちゃくちゃ簡単なのでこちらを紹介します。
Vite(ヴィート)について
今回インストールするVuetifyは、Vue3に対応したバージョン3.0になります。Vuetify3.0の公式サイトには、Vueプロジェクトの作成にはVue CLIではなく
Viteとは、フランス語で「早い」という意味を持つ言葉で、Vue.jsと同じ作者が作成した「次世代フロントエンドツール」だそうです。
大層な名前や説明が付いてるなぁと感じますが、本当にめちゃくちゃ早いし、VueだけでなくReactなど他のフロントエンドフレームワークの開発にも利用することができるプログラムです。
Vuetifyを新規プロジェクトとして作成するとき、内部でこのViteを利用する方法が公式から提供されています。
yarnについて
Vuetifyをインストールする際に
yarnとは、npmと互換性のあるJavaScriptのパッケージマネージャーで、Facebookが開発したものです。
基本的な機能はほぼ違いがないので、指定されていない場合は好みで好きな方を使えば良いと思います。(今回は指定があるのでyarnを使います。)
インストールにはnpmを利用します。
npm install -g yarn
npm互換のJavaScriptパッケージマネージャーYarn入門
Vuetifyの入ったVue3プロジェクトを作成
早速yarnを使ってVuetifyの入ったVue3プロジェクトを作成していきましょう。
yarn create vuetify
プロジェクト名の決定
上記コマンドを通すと、まず最初にプロジェクト名を聞かれますので、適当に入力します。
yarn create v1.22.19 [1/4] Resolving packages... [2/4] Fetching packages... [3/4] Linking dependencies... [4/4] Building fresh packages... success Installed "create-vuetify@1.0.5" with binaries: - create-vuetify [##############] 14/14 Vuetify.js - Material Component Framework for Vue ? Project name: › vuetify-project
追加ライブラリの決定
次にVuetify以外に追加しておきたいライブラリを指定します。
Defaultで良いですが、折角なので名前が上がっている2つのライブラリを紹介します。
Vue.js Piniaを使って状態管理(データの共有)を行ってみよう:アールエフェクト
なお従来のVue2では
? Which preset would you like to install? › - Use arrow-keys. Return to submit. ❯ Default (Vuetify) Base (Vuetify, VueRouter) Essentials (Vuetify, VueRouter, Pinia) Custom (Choose your features)
TypeScriptの利用の決定
2022年の時点では、フロントエンドの開発にはTypeScriptを使うことがほぼ必須となってきているようですが、今回はJavaScriptで書きたいのでNoを選びます。
? Use TypeScript? › No / Yes
パッケージ管理ツールの指定
どのパッケージ管理ツールを利用するかを聞かれていますが、当初と同じyarnで良いでしょう。
? Would you like to install dependencies with yarn, npm, or pnpm? › - Use arrow-keys. Return to submit. ❯ yarn npm pnpm none
ここまで進むと、指定したライブラリとVuetifyを含んだVue3プロジェクトが作成されたと思います。
プロジェクトのフォルダに移動したあと、下記コマンドでサーバーを起動してください。
今回はnpmではなくyarnでプロジェクトを作成したので、yarnを使って起動します。
yarn dev
下記のような画面が出ればOKです。