理系公務員のプログラミング日記

【読書メモ】RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる

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読書メモ

RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる デイビッド・エプスタイン

ぜネラリストになるか、スペシャリストになるか。
個人のこの生き方の選択について、この本は早い段階でスペシャリストの道に進むことの弊害を解いている。
技術の急速な発展に伴って社会から求められるスキルのレベルはどんどん上がっていっている。
その一方で、自身の持っているスキルが問題を解決するための手段として常に最適であるとは限らない。
専門性を高めれば高めるほど、全ての問題を高めた己のスキルで解決しようとしてしまう危険性があるという。
マズローが遺した「金槌を持っていると、すべてが釘に見える」とは、まさしくそのような手段が目的化した状態を指しているのだと思う。

また、天才児の教育を題材に、専門性を選ぶタイミングについての考察があった。
個人の得意なことや好きなものといった特性は様々なことを経験して運が良ければ巡り会えるというものなのだそうだ。
なので、人生の早い段階で自身の専門性を決めてしまうと、実際は得意でも好きでもないことを仕事にするハメになってしまう可能性がある。
これは、自分の経験からも感じるところで、高校や大学の情報の授業で受けたプログラミングは全然面白くなかったが、色々な分野の経験して10年ほどたった
最近になって触れてみるとめちゃくちゃ面白く、自身の特性があっていることを発見することができた。

また本を読み返してじっくり書こう・・・・